日本には、東南アジア諸国の中でも特にインドネシア人が多く居住しています。このような背景から、近年では、インドネシア人を雇用する企業が増えてきています。
実際にインドネシアの日本の労働者は増えているということが厚生労働省から発表されています。
本記事では、インドネシア人を雇用することのメリットを紹介いたします。
インドネシア人を雇用するメリット
1多様性を受け容れる文化がある
インドネシアにはジャワ人、スマトラ人、バリ人、スンダ人、ミナンカバウ人など、数百もの民族が存在します。そして、ジャワ語、スンダ語、マレー語、バリ語、ミナンカバウ語など、多様な言語が話されています。このため、国内には多様な文化や習慣が共存しています。
そのため、インドネシア人は多様性を受け容れる姿勢が根付いており、例えば、インドネシアでは、イスラム教徒のラマダンの期間中には、クリスマスツリーを飾るなど、異なる宗教の行事にも参加することがあるほど、異なる民族や文化、宗教に対しても寛容であることが特徴です。
2コミュニティ・仲間を大切にする文化がある
インドネシア人は、家族やコミュニティを大切にします。家族は、一般的に広義の意味で考えられ、親戚や知人なども含まれます。また、コミュニティに所属することで、相互支援や安心感を得ることができます。このため、個人主義が強くないと言われます。
そのため、日本に来て働く際には、協調的な態度で仲間と仕事ができるインドネシア人が多いと思われます。
3礼儀正しい
インドネシア人は、礼儀正しさや丁寧な言葉遣いが重要視されます。例えば、挨拶の際には、両手を合わせてお辞儀をする「サンドゥック」を行います。人々は、相手に対して丁寧な言葉遣いをすることで、尊敬の念や敬意を示すことが多いです。また、年上や上司には敬意を示し、相手にとって適切な敬称を使うことが一般的です。
この点は、年上を敬い、敬語を使う日本人と相性がいいと言えるかと思います。
4働き者が多い
インドネシア人は、一般的に努力家であり、頑張りや努力を重視します。このため、多くの人が創造的で積極的に仕事に取り組みます。また、社会的地位やキャリアアップに対する意欲が高く、そのために勉強や訓練を積極的に行います。例えば、農村地域では、一般的には農業が主な産業であり、農作業に熱心に取り組む姿が見られます。また、都市部では、多くの人々が自営業や小規模企業を立ち上げています。
実際に日本に来るインドネシア人は、日本語能力の獲得やスキル獲得など、将来のキャリアアップにつながることが動機である方も多いのです。
5信仰心が強い
インドネシア人は、宗教的な信仰心が非常に強く、多くの人々が宗教に根ざした価値観を持っています。イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教、仏教など、様々な宗教が存在します。中でも、イスラム教徒が最も多く、約8割以上の人々がムスリムです。イスラム教においては、信仰に基づく倫理観が重要視され、多くの人々が日々の生活において、宗教的な信念を守ろうとしています。たとえば、イスラム教徒にとっては、アッラーへの祈りや断食が重要な宗教的な実践の一つであり、ラマダン期間中には、多くの人々が断食を守っています。このように、インドネシア人はそれぞれの宗教に基づいた行動や生き方を重視することが特徴です。
そのため、宗教を持たない日本人には理解ができないことも起こることもありますが、寛容で優しさを表現する傾向があるインドネシア人は、しっかりと話合えれば問題なく、仕事場で活躍してくれるでしょう。
まとめ
以上のように、インドネシア人は、多様性や家族・コミュニティの重視、礼儀正しさ、働き者、信仰心などの特徴を持っています。これらの特徴が、インドネシアの文化や社会に深く根ざしており、国民性を形成しています。
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