日本で暮らす多くの人は、交通手段として電車を利用します。
通勤、通学、観光など、あらゆる場面で活用することができ、日本では、毎日何百万人もの人が電車を交通手段として利用しています。
そんな日本での電車の利用方法とマナーについて紹介していきます。
どのようにして電車に乗るのか??
日本で電車に乗る方法は、主に3つの方法があります。
1つ目は、切符の購入
2つ目は、ICカードの利用
3つ目は、スマートフォンの利用
まずは1つ目の切符による乗車方法から紹介していきます。
1.切符による乗車方法
切符は、「券売機」とよばれる機械で購入ができます。
券売機は、改札口付近に設置されていることが多いです。
▼写真
券売機にお金を投入し、乗者する人数と目的地までの金額を選択することで、切符を購入することができます。
目的地までの金額は、券売機の上に掲示されている「路線図」で確認することができます。
目的地の下に記載されている数字が目的地までの金額となります。
▼写真
当然、目的地によって金額は変わってきます!!
目的地までの金額を間違えて選択してしまうと、余分に支払ってしまったり、
着いた先で追加で支払うことになってしまうので、注意しましょう!!
購入した切符は、改札口の乗車券投入口に入れ、改札機を通りましょう。
※投入した切符は、改札機の奥から再び出てきますので、取り忘れがないように注意が必要です!
※切符は、目的地先の改札機でも必要となるので乗車中に無くさないように気を付けましょう!
2.ICカードによる乗車方法
切符の代わりに利用されているのが「ICカード」です。
ICカードを改札機にかざすことで、改札機が自動に金額の計算を行ってくれるため、切符を買う手間を省くことができ、よりスムーズに改札機を通ることができます。
更に、ICカード1つあれば切符を買う手間を省くことげできるだけではなく、コンビニや自動販売機で買い物をすることも可能となります!!
まずは、ICカードの発行方法から紹介していきます。
①ICカード入手・発行方法
ICカードの種類は、各地域によって様々ですが、ほとんどのICカードは、先ほど紹介した「券売機」での購入が可能です。
ICカードは、記名式と無記名式の二つがあります。
記名式では、発行時に自分の氏名、電話番号、性別、誕生日を入力します。これにより紛失時にカードの再発行が可能となります。日頃から大金をチャージする人や、紛失が心配な人は記名式でICカードを発行するのがおすすめです!
無記名式では、記名式に比べて簡単に発行できるのがメリットです。しかし記名式のように再発行はできないため、ICカードにチャージされていた金額を取り戻すこともできないので注意が必要です。
②ICカードによる乗車方法
ICカードで改札機を通るときは、「IC乗車券をふれてください」と書かれているカードリーダーに自分のICカードをタッチしましょう。「ピッ」という音が鳴れば改札機が自動で開いてくれます。
この時に金額が不足していると、乗車の際は改札機を通れても、下車の際は改札機を通ることができないので、事前にお金をチャージしておくことが大切です。もし金額が不足したまま改札機を通ってしまった場合は、目的地先の券売機でチャージをするか、窓口で不足分をお支払いしてから改札を通るようにしましょう。
ICカードへのお金のチャージは「券売機」で可能です。
・券売機についたら、カード投入口へ自分のICカードを投入、または差し込みます。
・カードの差し込みが完了すると、次にチャージ金額を設定する画面に進みます。ほとんどの場合は、500円、1000円、2000円、3000円、5000円、10000円の中から入金額を設定するように画面に記載されますが、1円単位で入金ができる券売機もあります。
・金額を決めたら、金額のボタンを押し、チャージする金額を券売機へ投入しましょう。
・投入が完了し、処理が終わるとICカードが戻ってきます。
これでチャージ完了です!
チャージが完了したら、カードの取り忘れと、おつりがある場合は
おつりの取り忘れに注意しましょう!!
ICカードは、電車に乗るとき以外にも、近くのコンビニや、一部のお店、自動販売機などでも使用が可能です!日本の駅付近や駅内では、コンビニが設置されている箇所も多いので、飲み物や食事の購入などのちょっとした買い物にも役に立ちます!日頃からお金をチャージしておくと便利に活用できます。
3.スマートフォンによる乗車方法
スマートフォンのApple PayやGoogle PayにICカードを登録して利用することも可能です。
クレジットカードを持っている人は、ICカードをスマートフォンに登録することで、現金不要でいつでもチャージが可能となります。
改札機での利用方法は、ICカードと同じです。
スマートフォンをカードリーダにかざすだけでOK!!画面のロック解除すら不要です!!
乗車するまでに気を付けること
改札機を通過したら、いよいよ乗車になります。
しかし、改札機を通過してからどっちの方面の電車に乗ればいいのか迷う人もいると思います。
改札を通過した際は、看板を確認し、行きたい方向と逆の方向の電車に乗ってしまわないように注意が必要です。
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このように駅天井付近には、必ず乗車案内の看板が設置されています。この看板を確認し、正しい乗車口から目的地を目指しましょう。
どうしても乗車口までたどり着けなかったり、不安になってしまった場合は、
近くの駅員さんに相談しましょう!!
日本の電車に乗るときのマナー・ルールについて
学生から高齢の方まで、様々な人が電車に乗られます。電車を利用するすべての人が心地よく利用できるために覚えておいたほうが良いマナーやルールを紹介します。
・優先席
電車内には、「優先席」という座席があります。この座席は、「お年寄りの人」「妊娠中の人」「体が不自由な人」といった人たち向けの座席となっています。空いてるときは座っていても問題ありませんが、上記のような人たちが、席を探しているようであれば、席を譲ってあげましょう。
▼写真
・通話、音量
電車内での通話は避けましょう。また、着信音や操作音が鳴らないようにマナーモードにしておくことことも忘れずに気をつけましょう。スマホで音楽を聴くときや、ゲーム機械を使うときは、音声が漏れないようにボリュームに気を付けたり、イヤホンやヘッドホンを使用するように心掛けましょう。周りの人に迷惑や不快な思いをかけないようにすることが大切です!
▼写真(ヘッドホンの使用)
・電車内での飲食について
ガムやキャンディ、チョコレートなど簡単に口に運べるものであれば問題ありませんが、匂いの強い食べ物や、汁物、食べかすが下に落ちてしまうようなものはNGです。飲み物も問題はありませんが、こぼしてしまわないように注意が必要です。特に混雑時は、人が密集しているのでより注意が必要です。周りの人に、迷惑がかからないような工夫が必要です。しかし新幹線や長距離での移動の際は、基本的に飲食が可能なスペースが確保されているため、そいった場合は飲食OKです!この場合も匂いが強いものは避けたりなど、周りへの配慮が必要です。
・荷物について
電車内で混雑しているときは、スペースに余裕がありません。背負っているリュックや肩にかけているカバンが大きい場合、混雑時は正面に抱えるか、足の股で挟むようにして地面に置きましょう。周りの人にぶつけてしまったり、邪魔になってしまう可能性があるからです。周りの人の通行を妨げないようにすることも大切です。また混雑時は、擦りや盗難にも気をつける必要があります。混雑に紛れて財布や貴重品を取られないように、大事なものや貴重品は、カバンやリュックの中にしまっておくことが大切です。
車内上層部にあるに荷物置き場も利用して大丈夫です!
しかし、下車するときに取り忘れないように気をつけましょう!
▼写真(荷物置き場)
・女性専用車両
地域によっては、「女性専用車両」がある列車もあります。女性の方が安心して乗車できるように用意された車両になるので、この車両には、男性は乗らないように気を付けましょう。
▼写真
・電車に乗る前は所定の位置で待つ
電車の到着をまっているときは、足元に乗車位置のマークがあるので、そこを起点に列を作って待ちましょう。待つときは、黄色の点字ブロックより必ず後ろで待つようにしましょう。けがや事故を避けるためにもできるだけ電車から離れて待つようにしましょう。そして電車に乗るときは「降りる人が優先」です。混雑時は特にたくさんの人が乗り降りします。衝突しないためにも、降りる人が全員降り切ってから乗車するようにしましょう。
▼写真(黄色の点字ブロック)
日本は、非常に電車での事故が多いです。。。
電車を待つときは必ず黄色の点字ブロックより
後ろで待つようにしましょう!!!
まとめ
本日の記事のまとめです。
・どのようにして電車に乗るか?
1.切符による乗車方法
2.ICカードによる乗車方法
3.スマートフォンでの乗車方法
・乗車するまでに気を付けること
・日本の電車に乗るときのマナー・ルールについて
1.優先席
2.通話、音量
3.電車内での飲食について
4.荷物について
5.女性専用車両について
6.電車に乗る前は所定の位置で待つ