部屋を借りるときに知っておきたい不動産用語
不動産店
賃貸住宅の媒介や不動産の売買などを行う店のことです。
連帯保証人
家賃の不払いや、部屋を明け渡すときの修理費用を払えなくなったとき、あなたの代わりにお金を支払う人のことです。入居申込のときに必要です。連帯保証人には、一定以上の収入が求められます。
重要事項説明
不動産店が媒介するとき、契約締結の前に、不動産店が借主(予定者)に対して説明を行い、重要事項説明書を交付します。設備の状況や敷金の取扱等、大切なことが説明されますので、よく聞き、分からない事は質問しましょう。
敷金(保証金)
敷金とは、家賃の不払いや、明け渡すときに部屋の修理が必要な場合に備えて、契約するときに家主に預けておくお金のことです。家賃の3か月分くらいが目安です。部屋を明け渡すときに精算し、残ったお金は返還されます。地域により敷金のことを保証金ということもあります。保証金も敷金同様家賃の3か月分程度が多いようです。
礼金
契約時に家主に支払うお金です。礼金は、関東地方等に多く家賃の1~2ヵ月分が目安です。礼金は返還されません。最近は、礼金なしで入居できる部屋もあります。
損害保険料
契約するときは火災保険や水漏れに対応する損害保険に加入することが一般的です。
家賃
部屋を借りる為の料金で、当月分を前月に支払うことが一般的です。月の途中で入居・退去する場合は原則、日割り計算になります。
共益費
階段や廊下など入居者が共同で使う部分の電気代や清掃代に当てるお金です。日本では、家賃とは別に共益費(または管理費)を支払います。
賃貸債務保証会社
家賃債務保証会社とは、家賃の不払いなどがあったときに、家主に対してあなたの払えなかったお金を保証する会社のことです。利用する場合は、あなたが一定額の保証料(2年分の保証料として一括前払いで家賃1ヶ月分の35~50%くらいが多い)を保証会社に支払う必要があります。ただし、これは保険ではありません。保証会社は、代わりに支払ったお金を、後であなたに請求します。
普通賃貸借契約
普通賃貸借契約は、日本では一般的な賃貸借契約の形式です。契約期間が過ぎても、正当な理由がない限り、家主から契約更新を断ることはできません。つまり、更新の合意が整わなかったときも、契約は自動的に更新されます。
現状回復
あなたの故意・過失や不注意によって部屋を損傷したり、汚したりした場合には、その損害を元の状態に戻すために、必要な費用を負担しなければなりません。その費用を原状回復費といい、退去時に敷金から差し引かれます。部屋はきれいに使うよう心がけましょう。
ワンポイントアドバイス
日本の賃貸契約には、あなたの国とは異なる独特の仕組みがあります。
よく調べて、分からなければたずねて下さい。納得してお部屋を決めましょう。