Lesson5 な行
泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生(ないてくらすもいっしょうわらってくらすもいっしょう)
同じ一生を送るのに、たとえ辛い人生であっても泣いて暮らすより笑って暮らすほうがよい。
例)泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生なんだから気楽に生きろよ。
情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)
情けを人にかけるのは、その人の為になるだけではない、人に情けをかけておけば、いつか巡り巡って自分によい報いが返ってくる。善行は結局は自分にも返ってくるものだから、人には親切にせよ、という教え。
例)財布を交番に届けると持ち主がお礼に贈り物をくれた。情けは人の為ならずだね。
七転び八起き(ななころびやおき)
七たび転んで八たび起きる。何回失敗してもくじけないでがんばる。
例)諦めるな!七転び八起きだ。何回失敗してもがんばるんだ!
生兵法は大けがのもと(なまびょうほうはおおけがのもと)
中途半端な知識は、かえって失敗のもとである。
例)少し練習したくらいで難しいコースに挑戦して骨折するなんて。生兵法は大けがのもとだね。
西から日が出る(にしからひがでる)
絶対にありえないことのたとえ。
例)あの子が合格するなんて西から日が出るようなものだ。
二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
二匹のウサギを同時に捕まえようと追いかけても、結局一匹も捕まえられなくなる。同時に二つのことを得ようとすると、結局はどちらも得ることができない、という意味。
例) 野球選手とサッカー選手になりたいなんて無理だよ。 二兎を追う者は一兎をも得ずだよ。
糠に釘(ぬかにくぎ)
少しも手ごたえがなく、効き目がないこと。
例)あいつをどんなに言い聞かせようとしても糠に釘だよ。
猫に小判(ねこにこばん)
物の価値がわからない者にどんな高価な物を与えても無駄であること。
例)あの子はブランドには興味ないから高価なバッグなんてプレゼントしても猫に小判だよ。
猫をかぶる(ねこをかぶる)
獰猛さを隠し、あたかもおとなしい猫のようにふるまう。
例)あいつは皆から優しいと好かれているが猫をかぶっているだけだ。
寝耳に水(ねみみにみず)
不意の出来事に驚きあわてるたとえ。
例) 彼が会社を辞めるなんて寝耳に水だ。
能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
優れた鷹は獲物に襲いかかる直前まで爪を隠し、相手を油断させることから、優れた才能の持ち主であるほど、ふだんはその実力を見せびらかすようなことはしない。
例) 彼をみくびってはいけないよ。能ある鷹は爪を隠すというだろう。
喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさわすれる)
どんなに熱いものを飲んでも、のどを通り過ぎればその熱さを忘れる。どんな苦しい経験も、それが過ぎ去ればけろりと忘れてしまう。
例) どんなに辛いことがあっても喉元すぎれば熱さ忘れるよ。