Lesson7 ま行
的を射る(まとをいる)
正確に事の要点をとらえること。
例)彼の言うことはいつも的を射ている。
満を持す(まんをじす)
十分に力を蓄えて、絶好の機会を待つこと。
例)満を持して登場する。
待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり)
あせらずに待てばチャンスはやってくるということ。
例) 待てば海路の日和ありで、いつか運も向いてくるだろう。
耳にたこができる(みみにたこができる)
繰り返し聞かされていやになること。
例) 耳にたこができるくらいお母さんには勉強しろと言われた。
水に流す(みずにながす)
過去の気まずさなどをなかったことにすること。
例)昔のことを水に流してもう一度やり直そう。
耳を疑う(みみをうたがう)
聞き違いではないかと思うこと。
例)彼女がアメリカに行くと言ったときは耳を疑った。
水を打ったよう(みずをうったよう)
静まりかえっているようすのこと。
例)場内は水を打ったように静まり返った。
身から出た錆(みからでたさび)
自分の作った原因や犯した過ちなどのために苦しむこと。
例) あいつは全然勉強しなかったから受験に失敗しても当然だ。身から出た錆だよ。
矛盾(むじゅん)
後のつじつまが合わないこと。昔、盾と矛を売る人があり、「自分の売る盾はどんなに鋭い矛でも突き通せないほど堅い」といい、また「自分の売る矛はどんなに堅い盾も突き通せる」といって自慢したので、ある人が「お前の矛でお前の盾を突いたらどうなるのか」と尋ねたら、その人は返事ができなかったという故事による。
例)君の言うことはいつも矛盾している。
虫がいい(むしがいい)
自分勝手でずうずうしいこと。
例)働きもせず給料をもらおうだなんて虫のいい話だ。
胸が痛む(むねがいたむ)
悲しく思うこと、つらく感じること。
例)被災者のことを思うと胸が痛む。
胸を打つ(むねをうつ)
感動させること
例) 彼の勇気ある行動に世界中の人々が胸を打たれた。
目は口ほどに物を言う(めはくちほどにものをいう)
口に出して言わなくても、目つきには、その人の気持ちがあらわれるものだということ。
例) 口では強がっていたが、彼女は今にも泣き出しそうだった。目は口ほどに物を言うものだ。
目と鼻の先(めとはなのさき)
すぐ近くのこと。
例) 家から学校は目と鼻の先だ。
眼鏡にかなう(めがねにかなう)
目上の人に気に入られ、認められること。
例) あいつが昇給なんてどうやら上司のお眼鏡にかなったようだな。
目もくれない(めもくれない)
見向きもしないこと。
例) あの子はケーキ以外には目もくれない。
目を丸くする(めをまるくする)
驚いて目を大きく開くこと。
例) ニュースを聞いて目を丸くした。
物は考えよう(ものはかんがえよう)
考え方次第で悪くもなり、良くもなるということ
例) 物は考えようだからなんでもプラスにとらえよう。
物は試し(ものはためし)
考えていても解決はしないので、何事も実際に行動してみるのが良いということ。
例) 物は試しだ、悩んでばかりいないでやってみよう!
もろはの剣(もろはのつるぎ)
一方には良いこともあるが、一方には危険もあるということ。
例) 副作用の強い抗がん剤は、もろはの剣になりかねない。